2016年11月28日月曜日

卒業設計展リターンズ⑤

人との付き合いが希薄になってきている現在。
直接会わずとも、メールや電話でのやり取りで用は済んでしまう。
もしかしたら、その日は家族以外の誰とも会ってない、
なんて事もあるかもしれません。

このように、現在では人と人との繋がりや関わりが少なくなって来ています。
一人暮らしをはじめとし、核家族、大家族(多世代)、
様々な暮らし方がある中で近年、多い形態は核家族ですが、
昔は多世代家族は、そう珍しい物ではありませんでした。

若者は地方から都市部へと移り住み、その地で結婚し、新しい家庭を作る。
故郷の両親とは離れて暮らし、会うのは年に数回程度。
地方の過疎化や少子高齢化が進み、ますます人と人とが交流する場や機会は
少なくなってきています。

そんな問題に着目し、様々な年代や地域の人たちが気軽に交流できる場を作ろうと
計画したプランのご紹介。


E   TEAM
「出会いたい人  なりたい自分が 見つかる」
Member
堀切 啓介  杉山 真優
友井川 修



 




















人と人との関わりの中から学ぶことは多くあります。
人づきあいが希薄になっている現代だからこそ、
メールなど機械的な文字ではなく、直接伝えることが大切なのではないかと思います。

皆様、どうぞお気軽にお越しください。

ギャラリー管理人

2016年11月21日月曜日

卒業設計展リターンズ④

雑誌や広告(カタログ)に目を通してみれば、
国内外問わず、様々な旅行プランが並んでいます。

旅のメインは多種多様で、おひとり様用やお食事がメイン、
観光地巡りやショッピング、その地ならではの体験型など、
ありとあらゆる分野で楽しめるようになっています。

鹿児島は、離島を含み数多くの観光スポットがある場所。
【明治日本の産業革命遺産】も多く登録されており、近年も数か所が登録され、
観光客で賑わっています。

鹿児島市内にあるライオンズ広場も、明治の中頃から続く『木市』がある時期や、
桜が見ごろとなる季節には、とても活気あふれる場所となります。

作者はこの地に目をつけ、更なる観光スポットとなるような施設を創り、
また、地域住民と観光客が気軽に触れ合える場所を生みだそうと考えた
プランのご紹介。


D TEAM
「ASSEMBLE PLAZA」
Member
竹内 大登  南薗 稜  
鳥淵 敬臣



















地の恵みである温泉や、自然あふれる屋久島。
明治維新立役者でもある薩摩の偉人達。
薩摩の方言に、薩摩のおいしい料理や地酒。

そこに、地元の人たちの暖かなおもてなしが加わって、
ますます人気の観光地になっていく事でしょう。

皆様、どうぞお気軽にお越しください。

ギャラリー管理人

2016年11月17日木曜日

卒業設計展リターンズ③

鹿児島県大隅半島のほぼ中央に位置する鹿屋市串良町柳谷集落。

ここは全国でも有名な地域となりました。
それは【行政に頼らない『むら』おこし】。

様々な芸術家が集い、それぞれにオリジナリティあふれる作品を制作・展示し、
それを販売することにより、自主財源を確保していること。

地方からの移住者を増やし、人口の減少を食い止め、過疎化を防いでいること。

これらは、強制参加ではなく、住民が楽しみながら、自主的に参加していること。
それにより、地域が活性化しより素晴らしい地域になる。

これと似た場所が、フランスのパリにある「59リボリ」です。
一時は芸術家が不法に占拠したビルであることから問題となりましたが、
芸術性の高さと、それが地域の魅力を高め、多くの訪問者で溢れて
賑わいを形成していきました。

作者は鹿児島市加治屋町でも芸術の力を借りた街興しができないかと考え、
このような街を思い描き計画したプランのご紹介。


C TEAM
「ものづくり。まちづくり」
Member
関 亮哉  田丸 将大
窪 陽羅



















魅力ある街をつくること。
それは地域を盛り上げ、復活させる鍵となるのでしょう。

鹿児島県全体で見ても、高齢化や人口減少が目立ちます。
それを食い止めるのが「地方」とのつながりと、
一つのアイディアなのかもしれません。

皆様、どうぞお気軽にお越しください。

ギャラリー管理人

2016年11月15日火曜日

卒業設計展リターンズ②

九州新幹線が開業して今年で5年が経過し、
県外や国外の観光客で賑わいを見せています。

中央駅からバスや市電に乗り、景色を見ながら天文館までの観光。
その通過点には加治屋町という地域があります。
遠い昔、西郷隆盛や大久保利通はこの地で産まれ、薩摩の偉人となりました。

加治屋町は中央駅から天文館までの中間地点。
しかし、その場所には魅力的な観光施設やお店、人々が集える場所がありません。

その部分に着目し、陸の玄関口『鹿児島中央駅』から、
鹿児島の中心市街地『天文館』までを一直線で繋ぎ、全ての地域が盛り上がり、
更なる観光地『鹿児島』を造るプランのご紹介。


B TEAM
「加治屋base 人・物・場をつくる」
Member
新屋 研多  上屋 明日香
中村 康佑  宮下 惇      作


















鹿児島も、老若男女・国や地域を問わず様々な人たちが集い、
楽しめる場所が多数できるといいですね。


皆様、どうぞお気軽にお越しください。


ギャラリー管理人

2016年11月11日金曜日

卒業設計展リターンズ①

生活習慣病、またはその予備軍と言われる人たちが増えており、
それが原因で亡くなる方は6割を超えているそうです。

『生活習慣病』とは読んで字の如く、長年の生活習慣が起因して
引き起こす病気のこと。

近年では、国や地域も率先して生活習慣病対策を行い、
また個人の健康志向の高まりとともに、ランニング・ウォーキング・
自転車がブームとなっています。

鹿児島市内でも甲突川河畔や公園など、気持ちよさそうに
運動をしている人を多く見かけます。
そんな場所を、もっと快適にスポーツができるよう工夫し、
地域の人たちの触れ合いの場所にしようと考えたプランのご紹介。

A TEAM   
健康の箱~明日へとつながる一歩~
Member
大川 泰正  大久保 裕也 
里園 翔樹 桐原 和寛 作





















皆様、どうぞお気軽にお越しください。
大きくて迫力ある模型がお出迎えしてくれますよ^-^


ギャラリー管理人

2016年11月9日水曜日

鹿児島工学院専門学校 建築士専攻科 卒業設計展リターンズ







































11月8日から12月12日までの約1か月、

『鹿児島工学院専門学校 建築士専攻科
卒業設計展リターンズ』

が開催されます。

A~Gグループに分かれて制作した作品を、
色々な角度から見れるよう、工夫して展示してあります。

ビッグサイズの模型も展示してありますよ♪
皆様、どうぞお気軽にお越しください。

ギャラリー管理人

2016年11月1日火曜日

ありがとうございました。

10月2日から開催しておりました、

【鹿児島大学工学部建築学科 
柴田研究室(計画・意匠系研究室)卒業設計展】

本日が最終日でした。



鹿児島大学柴田研究室の皆さん、
本当にありがとうございました。

次回の展示は、
11月8日~12月12日
鹿児島工学院専門学校による卒業設計展となります。
開催期間中は、このブログでも紹介したいと思います。

ご興味を持たれましたら、ぜひお越しください。

ギャラリー管理人

卒業設計展⑰

あの未曾有の震災から5年が過ぎました。
大きな揺れ、津波、原子力発電所事故・・・
この震災によって15894人もの尊い命も奪われました。

原子力発電所の事故については、いまだ帰還困難区域、
居住制限区域が設けられ、自宅に戻れない人が数多くいます。

鹿児島も原子炉を抱える県のひとつです。
原子力発電の停止も呼びかけられる中で、
それでも原子力から脱却できない理由は何なのか。

この問題に向き合いながらも、原子炉の有効的な利用を考え、
未来に活きるものとなるようなプランのご紹介。


アポリアを超えて
2015年卒 宮本 達弥 作







































原発がある以上、きちんと考えなければならないこと。
未来の子供たちに負の資産を残すことだけは、
絶対にあってはなりません。

皆様、どうぞお気軽にお越しください。

ギャラリー管理人

卒業設計展⑯

日本の食糧自給率は非常に低く、
カロリーベースで約40%、生産額ベースで約64%であり、
食べ物のほとんどは輸入品に頼っています。

世界を見ても低い数値であり、輸入が途絶えてしまえば、
食糧不足に陥る危機となってしまいます。

日本は昔から自給自足の生活をしてきました。
しかし、現在は農家の後継者不足が問題となり、
農家のなり手が少ない状況です。

作者はその問題に目をつけ、
農家と農業を建築の分野からアプローチするための提案をご紹介。


寄り添う農家の散歩道
2015年卒 高木 舞 作
















【米一粒に七人の神様がいる】

農業というのは気象に左右されやすく、非常に大変なものです。
そして米を作るにも「88」もの工程があり、
どれをとっても欠かすことのできない作業です。

だから、【八 十 八】 の工程があるという意味で、
「米」という漢字ができたのだそうです。 

農業とはとても立派な職業であり、日本の誇るべき技術ですね。

建築の技術も誇るべきものがあります。
未来の建築士の作品をぜひご覧ください。

皆様、どうぞお気軽にお越しください。

ギャラリー管理人