2017年8月29日火曜日

ありがとうございました。

7月13日から8月29日までの約1か月半に渡り開催しておりました

『都市に住むこと、田園に住むこと』展

本日をもって展示期間が終了しました。







































南日本新聞に展示内容が掲載され、それを見て問い合わせをいただいたり、
通りに面しているので、通りがかった方に見て頂いたりと、多くの方に
見て頂けました。

残念ながら展示期間中に見れなかった、という方は、このブログからでも
是非ご覧いただければ幸いです。


今後も、未来の建築に携わるであろう学生の作品を展示していく予定です。
皆様、どうぞお気軽にお越し下さい。


ギャラリー管理人

『都市に住むこと、田園に住むこと』展⑮

大きく、開放感のある窓から眺める自分だけの庭は特別なものがあります。

季節ごとに咲く色とりどりの花や木々を鑑賞しながら過ごす空間は
リラックスできる場所となります。
敷地が広く、また周囲の視線を気にしない場所だからできる贅沢なものです。

また桜島に建てるということで、目の前には雄大な錦江湾が広がり、
山と海の両方を楽しめる造りができるのも田舎に建てる家の特徴となります。

リビングから緑や海が見え、自然を感じ、そして家族が一つになれる家を
提案したいと考えたプランのご紹介。

『集まる空間』
工学部2年 比嘉 秋野













































今回の展示はこの作品を最後に、すべて紹介が終わりました。

都市と田園に分けて2パターンでの展示となりましたが、
いかがでしたでしょうか。
都市部のメリット・デメリット、田舎のメリット・デメリット、
それぞれあるかと思いますが、皆様はどちらに住みたいと思われましたか?

『都市に住むこと、田園に住むこと』展は、本日が最後となりました。



鹿児島大学工学部建築学科2年生の学生の皆様、
本当にありがとうございました。


 ギャラリー管理人

2017年8月25日金曜日

『都市に住むこと、田園に住むこと』展⑭

桜島から見る錦江湾と、鹿児島市街地から見る錦江湾。

どちらも見る角度でまったく違う景色になります。
桜島が大きく見えたり、鹿児島市街地の建物が小さく見えたり、海が青かったり、
砂浜が光っていたり。

心地よい潮風が吹き抜け、イルカの群れが大海原を泳ぐ景色を家の中から見る、
ということは、桜島に住む人だけが味わうことのできる贅沢です。

作者は、その景観を重視した家ができないかと考えました。

ガラスを多く利用し、室内から海が眺められるように配慮。
母屋と離れと分棟し、離れでは自分の趣味や読書などをしながらでも、
それが楽しめるようにしています。

四方を柵や高い塀に囲まれた都市部の家とは正反対の、自然を感じられる家のご紹介。

『海に臨むウッドデッキハウス』
工学部2年 貞廣 渉



































田舎暮らし=田畑や山がある場所。
そうではなく、海に囲まれた大地で暮らす田舎の生活も素敵なものではないでしょうか。


皆様、どうぞお気軽にお越しください。


ギャラリー管理人

2017年8月23日水曜日

『都市に住むこと、田園に住むこと』展⑬

都市部に住む際に気がかりなのは、周囲からの視線です。
高層ビルや行き交う人々の目が気になり、オープンな造りは避ける傾向にあります。

それとは違い、田舎の建物というのは、周囲に広がるのは畑や川、海、
一般の戸建て住宅などで、それほどにまで視線を気にする必要はありません。

窓を開放し、心地よい風を室内に取り込んだりでき、目隠しのための高い塀や門なども
必要ありません。

自由に自分らしく、自然のままのスタイルで生活できるのが一番のメリットとなります。

作者は、そのメリットを存分に生かした家を考えました。

1・2階に大きなベランダを設け、2階は建物を1周できるように、
そして昼間の暑さや差し込む西日の対策も施し、昼夜を問わずすべての時間帯を快適に
過ごせる家となっています。

春夏秋冬様々な景色を楽しみ、田舎でしかできない生活を送れる、
シンプルかつ贅沢なプランのご紹介。

『ふたつ』
工学部2年 萬藤 大雅




















桜島を背景に、目の前には錦江湾が広がり、自然と触れ合いながら住めることは、
とても贅沢な暮らしなのかもしれません。


今回の展示も残り1週間となりました。
皆様、どうぞお気軽にお越しください。


ギャラリー管理人

2017年8月22日火曜日

『都市に住むこと、田園に住むこと』展⑫

家に居ながら桜島や錦江湾を眺めることができるのは、
最高の贅沢とされてきました。

窓を開けると心地よい風が吹き抜け、目の前には雄大な桜島がそびえ立つ。
錦江湾には、観光船や桜島町民の交通手段ともいえる桜島フェリーが行き交い、
時にはイルカの群れがお出迎え。

そんな穏やかな光景の中に、噴火した桜島の灰が降ってくる。

ですが、そんな灰も観光の目玉にしようと、様々なアイディアで活用され始めて
きています。

『灰を克服するのではなく活用する』

作者は視点を変え、どうすれば快適に過ごせ、その灰を利用できるか考えました。

それは、灰を利用した商品の販売をするショップと住宅を合わせた建物でした。

この場所を起点に、観光客と地域住民の触れ合いの場となり、
活性化を図れるよう工夫し、不便を快適にしたプランのご紹介。

『Oblipue House』
工学部2年 長田 亮平























桜島があることで観光客が訪れ、そこに住まう人は
様々な情報交換や触れ合いができるのではないでしょうか。


皆様、どうぞお気軽にお越しください。


ギャラリー管理人

2017年8月21日月曜日

『都市に住むこと、田園に住むこと』展⑪

桜島は活火山の一つ。
噴火している姿というのは、鹿児島県民にとって当たり前の光景です。

国内外、観光で来鹿した人たちにとってその姿は、迫力があり、自然の凄さを
感じさせるものでしょう。

桜島の灰も、『降灰体感缶詰 ハイ!どうぞ!!』というお土産になっていたり、
灰干しといって、錦江湾で水揚げされた魚に、加熱殺菌処理された桜島の灰をかけて
干物にしたりと、様々な活用がされるようになってきました。

ですが、毎日のように噴火し続ければ、それだけ火山灰が降ってくるということ。
家や生活にも降灰対策が必要になってきます。

作者は、この桜島と共存するにはどうすれば生活がしやすいかを考えました。

灰が自然と集まる屋根や、屋根に集まった灰が落ちて溜まる場所など、
一つ一つの手間が省け、桜島という土地に住みながらも快適に生活できるプランの
ご紹介。

『克灰 住宅』
工学部2年 只野信幸






















迷惑だと思える環境も、ほんの少し手を加えることで、
快適に生活していけるものです。

皆様、どうぞお気軽にお越しください。


ギャラリー管理人

2017年8月19日土曜日

『都市に住むこと、田園に住むこと』展⑩

田舎に住むということは、それなりに不便なことも多々あります。

自家用車がなければ移動できなかったり、離れた場所にしかお店がなかったりと、
都市部とは違った環境にあります。

では、なぜわざわざそのような場所に住むのか。


それは・・・
『癒し』と『自然の力』と『その場所にしかない魅力』
ではないでしょうか。


桜島の大地から力をもらい、山や海から癒され、自分らしく、豊かな生活が送れる、
そんな快適なプランのご紹介。

『療と住む』
工学部2年 池畑 裕貴











































桜島の大地に建てる家。
その場所で求める癒し。

それは、人それぞれなのかもしれません。

皆様、どうぞお気軽にお越しください。


ギャラリー管理人

2017年8月17日木曜日

『都市に住むこと、田園に住むこと』展⑨

鹿児島のシンボル『桜島』。
母のように優しく、父のようにたくましく、錦江湾に雄大にそびえ立ちます。

噴煙をあげる姿はやはりかっこよく、その存在感を感じます。
『田園に住むこと』の舞台は、その桜島となります。

西は海、東は陸という桜島の地形を上手く利用し、
生活を豊かにしようと作者は考えました。

現代の生活の息苦しさを取り除き、過去に生きた人々に倣い、
『自然と暮らしてほしい』。

そんな思いが詰まった作品のご紹介。


『寂』
工学部2年 井上 紘太朗









































春夏秋冬、朝夕と違う顔を見せる桜島。
身近にあるからこそ、その風景を大切にしたいですね。


皆様、どうぞお気軽にお越しください。


ギャラリー管理人

2017年8月10日木曜日

『都市に住むこと、田園に住むこと』展⑧

8月9日より『都市に住むこと』というテーマの展示から、
『田園に住むこと』へと変更になりました。

今回の模型作品は、屋根を外して間取りを見る事ができるようになっています。






























どれも力作ぞろいで、見る価値があります。
学生さんが細部にまでこだわって作った作品を皆様の目で直にご覧ください。

次回より個々の作品をご紹介したいと思います。



皆様のお越しをお待ちしております。


ギャラリー管理人

2017年8月8日火曜日

『都市に住むこと、田園に住むこと』展⑦

都市部のコミュニケーションの取り方も近年は変わりつつあり、
地方に比べて濃厚な関係を築きにくい傾向にあります。

昔は当たり前にあった『ご近所付き合い』というものも無くなってきています。

 今では、戸建て住宅やマンションなどは、個人情報や犯罪防止のため、
名札がないという場所も多くあります。
普段の生活ではすれ違うだけの関係で、『顔だけは知ってる人』という認識では
ないでしょうか。

様々な人たちが行き交う都市部の住宅では、プライバシーを意識した造りに
なっています。

外部から身を護る為だけに造るのではなく、その家に住む家族が家族同士で、
また、外部とのコミュニケーションをこまめに取れる家にできないかと
考えたプランのご紹介。

『未来との繋がり』
工学部2年 相木 雅史






















今回の紹介で都市部に着目したプランのご紹介が全て終了しました。

明日からのテーマは『田園』になります。


学生たちがどのようなプランを考え、どのような模型を作製してくるのか・・・
どうぞお楽しみに。


皆様のお越しをお待ちいたしております。



ギャラリー管理人